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夏のたびにっき:後編
今回の宿泊先は、裏磐梯乙女沼湖畔の「ホテル白雲荘」

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安いツアーなので文句も言えないが、
幼児食は改善の要ありか。
「大人の食事に一部子供向けのおかずが加わったものであれば出せる」
と事前に聞いていたが、何かの間違いでそれも用意されていなかった。
あとから出てきた子供メニューは、とってつけたようなエビフライとカニグラタン。
ムスメは一口二口手をつけたあと、泣きそうな顔をしていた。

しかしツアーの添乗員さんの気配りには脱帽である。
委託先のバス会社、ホテル、契約施設、そして乗客との間に立って
制約が多い団体旅行を実にうまく取り持っている。


バスは、裏磐梯の景勝地を巡る。
五色沼周辺は点在する沼を散策するハイキングコースであるが、
今回は、その両端の五色沼と桧原湖のみ。
どちらもおみやげを買う時間だけはある。

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バスは、喜多方へ向かう。
地図で見ると、五色沼から喜多方へはほぼ西に一直線なのだと気づく。


喜多方ラーメンの昼食。
今までの例で行くと、団体さん御用達の店に押し込まれるに違いない。
昼食を含めて1時間しかない。町並みを散策できるだろうか。

バスが停まったのは、蔵造りの界隈の一角だった。
店内も、レトロな調度品などを置いて、雰囲気は上々。
ラーメンも細目のちぢれ麺がスープによく絡み、おいしかった。

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終わりよければ、なんとやら。
少しだけでも散策はできたし。


バスは最後の目的地、猪苗代湖畔へ。
世界のガラス館、野口英世記念館・・・
なぜここに立ち寄るのかはツアー会社の都合以外の何物でもない。

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帰りのバスで、ムスメはすぐ眠るともくろんでいた。
そこへ、若いガイドさんが
「こちらのツアーさんでは、基本的にビデオ上映はないということなんですが・・・
私、野口英世記念館で、ビデオを買ったんです」
拍手が起こった。

複雑な思いで「遠き落日」のビデオを眺めながら、一路バスは上り方面をゆくのだった。
Top▲ | by haisai_coaki | 2006-08-24 05:40 | オデカケ
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