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偶然か必然か
保育園の帰り道、見覚えのある後ろ姿に思わず声をかけた。
やっぱり、彼女だ。

同じような境遇でしかも沖縄好きということで、
親しくなった友達だった。

お互い子供を連れて、一緒に八重山を旅したのはもう2年も前になる。
私にとって沖縄は、時に訪れる場所であって十分なのだけれど、
彼女はずっと沖縄に住みたいという思いを叶えるべく動き続けていた。

仕事はどうするの?
子供はどうするの?
内心身を案じつつも、その潔さを羨ましく感じている自分もいた。

彼女の子供が学校に上がってしまってから、すっかり逢う機会も減ってしまい、
12月に沖縄に移住するという知らせをうけながらも、
もう行ってしまったのかなと諦めていた。

聞けば、沖縄行きは来週の月曜日だという。
今日逢わなければ、しばらく逢うことはなかっただろう。

「とりあえず、3月まではいるつもり」

持ち前のサバサバとした口調がいっそう力強さを増した気がする。
小学生の子供を連れて、民宿での住み込み。
決して楽しいばかりの暮らしではないであろう。
しかし、彼女の口振りからは一点の陰りをも感じさせない。

手を振りながら「がんばって!」と思わず口にしたけれど、
そんな言葉は要らなかったかも知れない。


軽々とした足取りが、清々しかった。


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2004年3月、石垣島にて
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Top▲ | by haisai_coaki | 2005-12-09 23:09 | フト思ウコト | Comments(3)
Commented by ヲンバットくん at 2005-12-10 21:31 x
この写真、いいね~。
Commented by こあき at 2005-12-11 01:52 x
んー。
なんか懐かしくて引っ張り出してきた。
隣のおにいちゃんのマネしてるんだよね、
この小さなナイトについて回っていた当時2歳のムスメ。
Commented by あやねーねー at 2005-12-13 12:45 x
ほんと、小さな2人がかわいい写真ですね。

お友達のパワーがうらやましいです。
夢は持っていても、なかなか実現まで到達できない私にとってはうらやましい限りです。

勇気と実行力。
夢を実現させるために必要なものが、今の私には備わっていないのかもしれない。
そんな意気地なしになっていたので、沖縄移住を実現させた人の話は、もう一度夢を確認するいい機会になりました。
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